2018/06/04 二軒目

※19時50分/永福町/路上

…伊藤暁里
…butaji
…ソーシキ博士

(ブタジと合流し、ソーシキが気になっている店へ向かう)

:(モスバーガーを通り過ぎながら)天ぷらモス食いました?
:うまいよね
:博士、結構抑えますよね。新しい何とかバーガーとか
:…そんなことはないですけど
:ふはは
:次のところは、入ったことない店なんですけど
:全然、そういうところにこそ行きましょう
:はい
:塩もつ煮込みとかあって
:あ、いいですね
:どういう感じなんだろう、と
:なるほど
:結構遠いな
:ほんと?もっといく?
:もうちょいかな
:20メーター200円
:…何がですか?(笑)
:ブタジタクシー(笑)
:ブタク?
:一緒に歩くと金がかかる(笑)
:高いな~



20時00分/永福町/ヤタイキ

(カウンター横並びで着席)

:結構静かな…
:ですね。静かに、いきましょう
:焼きアジ、トビウオの刺身とか気になりますね
:気になりますね
:馬の白子ポン酢とかある
:塩もつ煮はいっときたいですよね
:焼きヤングコーンいただきたいです
:まあ飲み物を先に…
:ハートランド生にします
:おれも生にしようかな
:ウーロンハイ
:ハーイ
(飲み物を注文)
:やっぱ馬の白子ポン酢気になります
:博士そういうの好きですよね
:天ぷらも美味しそう
:うんうん
:あ、トビウオも…って、小説読みだしおじさんがいるじゃないですか

:ちょっと、ねえ(笑)
:本読みだしましたね(笑)
:静かだから…
:いや図書館じゃないんだから
:ヒッヒッヒ(引き笑い)
:じゃあ、トビウオと馬の白子ポン酢?
:うん、あと塩もつ煮
店員:(カウンター越しに)今日は刺身がないんですよ
:あ、そうなんですね
:じゃあ他のやつひとまず注文しましょうか
:すいません、馬の白子ポン酢と、焼きヤングコーンと、塩もつ煮、お願いします
店員:はーい
(飲み物到着)
三人:こんばんは~ (乾杯)
店員:お通しです
:はーい
:何ですか?
:鳥皮ポン酢ですね
:美味しそう
:いただきます
:ん~~! (うまいの意)
:あ、おいしい
:美味しいですね。…(箸袋を見ながら)富士山?
:あ、折ると作れるんだ、富士山箸置き。面白いですね。
:完成したら、噴火みたいな
:簡単にできそうですよ
:登山とか興味あります?
:興味はあります
:(冷たく)何でですか
:はは、ブタジさんは全く興味ない(笑)
:まったくなかないんですよ
:どんくらいですか
:5…割…
:結構あるじゃないですか
:ありますよ。運動しようと思ってて最近
:本当ですか、運動
:本当です、これは本当です
:どういう系ですか?
:スカッシュ!!
:ふはははは(笑)
:スカッシュ(笑)
:変なところから始めますね。スカッシュから始めるんですか(笑)
:ヒッヒッヒッヒッヒ(笑)
:運動を、スカッシュから始めた人一人もいないですよ、世の中に(笑)
:運動の経験値がゼロなんで、スカッシュから始めようと思って
:スカッシュが簡単なのかもわかんないですけど(笑)
:多分、「おかしいな、何か動けないなー」と思ってパッと後ろ見たら、自分の膝が落ちてますよ


:フフフフフ(笑)
:そんぐらい大変ですよ(笑)
:…面白い、さすが
:はは!(笑) 「面白い、さすが」って返し
:こいつ…許せない…
:ハハハハ…!(笑)
:何このギスギスした、社交会みたいな空間…
:社交会!!(笑) アッハッハッハ!(笑)
:許せない…(笑)
:富士山箸置き、できましたよ

:あ、かわいい
:いいじゃないですか。どうですか、今の気分は?
:…なんもないです
:なんもない(笑)
:達成感ないですか、一応富士山なのに(笑)
:かわいいね。(急に)いやちょっとまってください。その箸置き、手元の狂いが一寸も許されないですね
:え?
:山頂の部分狭すぎません?
:(どういうことかわからない)…いやでも簡単ですよ、全然
:いや簡単とかじゃないんです。何を聞いてるの?人の話を聞いてる?
:(笑)
:手元の狂いが許されない…?
:山頂狭すぎでしょ。山頂の部分の面積が
:ああ
:ちょっと手元が狂ったら箸ががガシャガシャですよですよ
:そういうことね

:あなたもしかして手先不器用でしょ
:ブタジさんがやったらもっとうまく作れるってことですか?
:(数秒で箸置きを作成)結構違いますよ、ほら
:あ、ほんとだ
:ブタジさんの方が、山頂が広い


:手先が器用なんですよ、小さい頃から。運動できない代わりに
:そうなんですね。確かに手先器用感ありますよね、ブタジさん
:あれを何ていうか説明できないですけど、小学校の頃しわしわの紙で花を作ってました
:なんかそういうのありましたね
:へえ、そうなんだ
:鶴とかも綺麗にできるタイプですか
:鶴は器用にできて当たり前ですよ
:あ、それは手先器用な人の意見ですよ
:あ、本当ですか、鶴できないんですか?
:できますけどあんま綺麗じゃない
:僕できないですよ
:あ、そうなんだ
:鶴を折る工程図みたいなのを見せられたときに、できないと思ってやめてます
:いやいや、できるできる
:だから多分ブタジさんは器用なんですよ
:そういうのがすごい好きで。昔ミニチュアのタコとかつくったもん。あげる方の凧
:ミニチュアの、凧(笑)
:それは上がるんですか?
:上がんないです
:…ふはははは!(笑)
:上がんないです(笑)
:風受けないですもんね(笑)
(馬の白子ポン酢到着)


:すごいですねえ
:めちゃうまいと思います、予想ですけど
:鳥皮もうまいし
:ええ、ちょっとこれ、何ですか!
:珍しいですよね、だって馬の、脊髄…て書いてますね
:どういう料理かもうわかんないですね…いただきます


:うんまあ…!!
:ハハハ!
:ここ多分料理全部美味いですよ
:んああ…(美味さの余韻) ちょっとこれお二人も
:あ、伊藤さん先いってください、僕お酒を待ってるので
:僕もちょっと待ってから食べたいので
:…じゃあ僕食べます(笑)
:ハハハ(笑)
:僕これで腹一杯にしたいので(笑)
:ムリ!!

※塩もつ煮と焼きヤングコーンにも舌鼓を打ち、退店…

2018/06/04 一軒目

※永福町/18時00分/改札

…伊藤暁里
…ソーシキ博士

(この日はブタジが参加できず、伊藤と博士の2人で収録を行うことに。伊藤がボトルキープをした店があるというので永福町に集合となった)


:夏めいてますね
:夏めいてますね、本当に
:え?
:ん?いやいや、ただオウム返ししただけです
:そっかそっか、ええっと、大丈夫です
:ふはは
:ちょっと自転車を取りにいきますね
:オッケーです。どこかあるんですか、気になる店とか
:商店街の方にちょっと気になるところはあるんですよ
:あ、じゃあそれ行きますか
:伊藤さんが言ってたところが先でもいいですよ
:チャリの停めてある場所によるかなと。効率重視で
:効率は悪いですよ、僕の気になってるところは
:なるほど、じゃあ、チャリに行きましょう
:ええっと、えええ!?(笑)
:違う違う、間違えました(笑)
:一軒目チャリってことですか、チャリの前で飲む(笑)
:ははは!(笑)

※18時15分/永福町/焼き鳥倶楽部

(店員に尋ねたところ、伊藤がキープしたと思ったボトルはその日のうちに飲んでしまったらしく普通に注文することに)

:…じゃあ、白ホッピーセットで
:ぼく酎ハイください
店員:かしこまりました
:ブタジさんにも何飲むかラインで聞いてみますね
:いいですね、遠隔参加で
:こういうのもあった方がいいですよね
:そうすね。2人の回って初ですよね
:ね。ちょっとやってみましょう
:マジメ回みたい感じとかいいかもしれませんね
:あ、ブタジさんからラインきてますね

:あれ、行こうかなってきてますよ
:あら、来てくれたらいいですけどね!
:ね!
:あと40分で行けますって!
:状況が変わったんでしょうね
:そしたら2軒目から参加みたいな感じにしましょうか
:そうしましょうか
:なんか注文しましょう
:やきとりですかね
:僕はシロ、ハツ…
:ネギマ、レバ…

(適当に注文する)

:ブタジさんくるとは、思わぬ展開になりましたね
:ですね
:…最近どうっすか
:はははは!(笑)いきますねぇ。前のめりがすごいですよ(笑)
:ははは!
:録ろう録ろうとして(笑)
:いやあ、どうなんですか最近
:今アニメ作ってて
:ああ、言ってましたね
:何か、何もできなくなっちゃいますね、アニメ作ってると
:あ~
:そういうのあります?曲作っててボロボロになってくみたいな
:他のことが手につかなくなるとか?
:…とか
:僕の場合は、ブタジさんや博士と違って
:チームですからね
:チームというか…
:違う?
:1人でやることの量が2人よりは少ないですからね
:でも曲書いて詩も書く訳ですよね?
:そうなんです。続きがあって、最近1人で取り組む割合を少し多くしてるんです
:はいはい。(メンバーに曲を)聞かせる前に、作るみたいな
:そいうことです。作りこんでから
:うんうん
:で、メンバーに、それに何かを足してもらって返してもらうっていう
:ほう、ええ?
:基本的にパートはすでに入ってるんですけど
:ああ、自分の楽器に限らず、ちょっとこういう音入れてみました、みたいなね

:そういうことです。っていう上で話戻しますけど、「ここのこれどうしようかな」とか悩んでると、そのことはずっと頭にありますよね。何もできなくはならないですけど
:そうなんです。アニメーションって、絵を描いて、置いて、それを動かすんですけど
:うんうん
:いい動きにならないと、本当に何の才能もない人が作った訳の分からないクソ映像みたいな状態なんですよ、ずっと
:おお
:良くならないうちはずっと悪いんで
:そうなんですか!もうそれは、ある時ガラッと変わるんですか
:そうですね、自分の場合はそうです
:その良くなるっていうのは、何かを見つけたっていう感じ?
:例えば、この顔でこの体格の人が、こんな背景にいて、カメラこんなに寄らないだろ、とか
:ああ~?その違和感が最初はある訳ですか
:そう。じゃあこの世界ではどういう風にカメラが動くんだ、と
:その設定における自分の正解というか
:そう、そういうのが見つかるまでは、ずっとハズレなんですよ
:あ~
:正解見つけるまでずっと不正解なんで、めちゃくちゃしんどい(笑)
:そうなんですね…
:…っていう風に段々なってきました。昔はもっと、先人のやったものとかを疑問を抱かずにやってたと思うんですけど
:はいはい
:段々ね、「いやいやそれは誰かが考えたものでしょう」っていう視点が自分の中に入ってきちゃって
:あ~。模倣というか何かモデルがあると、最初の段階で大きい正解がありますもんね。それをアレンジするみたいな感覚ですよね
:そうですそうです
:音楽の場合は、曲が形になった段階で、何となくの…いややっぱり…
:その曲が形になるっていうのって、どの段階で「形になる」っていうんですか
:そうですね、ちょっと難しいんで…酒のんでもいいですか?

:はははは!(笑)ちょっと難しいんで酒飲みますか(笑)
:はい…(笑)
:じゃあ僕ちょっとTwitter見ますね
:僕もラインを返します
:難しい時は携帯見ましょう(笑)

(しばらく違う話)

:で、曲が形になるっていうのは?
:そうですよね。さっき言おうとしたのは
:はい
:アニメに比べると、細かい制作の作業が始まってる段階では、もう何かはあるので
:はい
:…ええっと…
:はははは!(笑)
:…(笑) 博士の話で思ったのは
:はい
:設定とかキャラとかがある状態は、まだ何も始まっていない?
:ええっと、作り始めるときに、最初の絵みたいなのがあるんですよ、一枚
:はい
:どういう絵かっていうと、キャラクターはどういう線でどういう色が塗られてるか
:はいはい
:例えば車描くとして、精密なCGなのか線で簡単に描くのか、エフェクトを出すのか出さないのか、雲を出すのか出さないのか
:はい
:みたいな、その世界にあるものないもの、許されているもの許されていないものが描いてある絵なんです
:さっきのいい動きの正解というのは…
:アニメーションって世界まるごと作っちゃうことなので
:はい
:重力があるのかとか、あるとしたらどんなものの落ち方するかとか
:そういうことね
:人はどんな風に歩くのか、それによってコミカルになったり怖くなったり。一枚の絵は、ルールを決めている段階です
:わかりました。最初の一枚の絵を作る段階での最後の工程が、動きの正解を見つけるということなんですね
:そうですそうです

(焼き鳥到着)

:つまり最初の工程の中の、最後の工程
:そうです、最初の最後。ただそれが一番肝心と最近思ってます
:光が見えだす前の最後の工程
:昔は、最初に全部絵コンテに描いて、それに即して作ってて、それが普通のアニメの作り方だと思うんですけど
:シーケンスとかは分からない状態で始めるんですね!
:そうです、先が見えない状態で
:だから、最初のルールが重要
:そうです
:…面白い話を聞きましたよ
:そうじゃないと納得できなくなっちゃって
:面白いですね
:そっちの方が、当たり前なんじゃないかなと思って。アニメーションってものを考えた時に
:…そうっすよね。最初にストーリーを考えるのって、ストーリーの方に重きを置いているってことですもんね
:そうそう
:アニメの面白さはそれだけじゃなくて、絵の動きの面白さとか
:そういうことです。そこで、面白い物語になるように、そのつど人を出したり場面を変えたりする、っていうことじゃないと、だめなんじゃないかなと思ったんですよ

:わかります。近いことが音楽でもあると思ってて、前回の喝采のイベントで言った音楽の骨っていう…
:言ってましたね、音楽の骨問題!(※2018/02/12 三軒目参照)
:ストーリーみたいなものにばかり目を向けちゃうのって、曲のメロディやコード進行が一番重要(=骨)だと考えるのに近いところがあるな、と思ってます
:うんうん
:録音の質感だとか楽器の選別だとか、それ以外の要素が無限にあると思うんですけど、そういうことも同様に重要ですよね
:はいはい
:何となく、「いい曲」が最高という感じが最近強いような気がしてます
:それはその、メロディとかコード進行に、比重が置かれすぎてるってことですね
:そうですね。まあ両方、ストーリーも、設定やルールも両方大事だとは思うんですけど
:うん
:博士が言ってるのは、設定やルールに、ストーリーは附随するっていうことですよね
:…ていうか、ストーリーって、世界の中で起きることだから
:!! 自然にできてくる、みたいな
:そうそう。頭で考えることじゃなくて
:必然的にできてくる
:きれいな水槽に、自分の好きな石を入れて、海藻いれて、塩分濃度を好きに調節して
:うんうん
:そこに自分が選んだ魚を放したら、何かが起こるだろうっていう
:決めなくてもね
:で、カメラの置き方とか演出で、どんなことでもドラマチックにできるだろうっていう考え方です、最近は
:自分の虫カゴの中に…
:いや、水槽を虫カゴに変える意味ってどんくらいあるんですか!!(笑)
:ははは!(笑)
:ちょっとまってくださいよ(笑)もっとうまいことで変えるならいいけど、水槽を虫カゴにって!!(笑)
:カブトムシを…
:わざわざいうことじゃない!!(笑)

※19時、ブタジから到着の知らせがあり、博士が迎えにいく…

第三回 三人のコラム(テーマ 雨)

 

 

 

 

⚪︎伊藤先生的雑感⚪︎

雨といえばいつも考えるのは、アメリカ人はなかなか傘をささない、ということです。
別に統計があるわけではないのですが、アメリカに留学していた頃、そのような印象を強く持ちました。例えば、少しの雨の時に、パーカーのフードや小走り移動で対応する人が多いです。まあこれは分かります。なかなか傘をささないというのは、その程度のものではありません。結構な大粒の雨が降っていて、これは傘がいるなという時でも、傘をさしている人の方が少ないのです。みんなシャカシャカした感じの服(合羽ではない)を羽織っていて、これがあるからOK、みたいな感じで歩いていたように記憶しています。一緒に留学していた友達にも話して共感を得られたので、信憑性は高いです。
羽織るという話でいえば、真冬の寒い日に、厚手の上着を着ているけど脱いだらTシャツ一枚、というスタイルの人もちょくちょく見かけました。これもやはり、上着があるからOK、みたいな感じでした。そういった光景を目にして、アメリカの人は上着を過度に信頼してるんだろうか、と当時は思っていました。
何事においてもレッテル貼りのようなことはしたくありませんが、もし今後アメリカで雨に降られる機会があれば、注目してみてください。

 

▪️ソーシキ博士の教えてちょーだい!▪️

天気予報では「良い天気」という表現を使わない、という話を聞いたことがあります。
理由は人や職業に応じてなにが良い天気かは変わってくるからという理由だそうです。

それを初めて知ったときは、うっるさい、と思いました。

初めて会う人がたくさんいる飲み会。
最初は緊張しつつもお互いの出身地などを聞くうちにだんだんと打ち解けていく。

「お仕事は何をされてるんですか?」
「あ、傘の会社で営業してます」
「傘ですか。どんな種類の傘を扱ってるんですか?」
「ほとんどですよ。うちは傘しか作ってないので普通のからビニール傘、折り畳み傘に日傘もやってます」
「傘ばっかりだ!」
「そうなんですよ。だから天気予報で晴れの日に『今日は良い天気です』なんて言われるとがっくりきちゃうんです。うちにとっては雨が良い天気だから(笑)」
「あはははは!なるほどねー!」

お互いが少しのズレを楽しめればコミュニケーションはこんなに楽しい。
それでも少しのズレがストレスになってしまう人もいる。
数が少ないからって無視していいわけじゃない。
しかし想像力の働かせすぎは息苦しい潔癖な結果しか招かないのではないか…。
いやしかし…でもそれって…いやいや待てよ…。

高卒の自分の頭はこのことを考える度に熱を持って高速で空回りし、いつも通り答えが見つからないと見るやゆっくりと停止、犬みたいな純真な目に戻ってまだ食べてない昼飯のことを考えたり。

カーテンを開けると外は雨。
出かけるとき不便だから雨は嫌いです。

 

▲ブタジのガンバリヤ宮殿▲

今まさに雨が降ってるんですが、これを見てどう思うかなと考えてて、でも部屋にいる限り雨とは無関係なので外に出るとして、何が嫌かって靴が濡れて靴下までびしょ濡れになることですよね。その場合、長靴を履いたら全て解決する訳です。そうしたら私は雨が比較的好きだと思います。しかし、ちゃんと具体的に雨に打たれていることを想像できているかというと、まだ不完全だと思います。なので、もっとその状況を深く観察してみると、傘に当たる雨音とか、鞄の書類を駄目にしてしまった経験とか、洗濯が乾かないこととか、それだけでは雨が嫌いな要因にならないと思います。私は雨についてなんとも思っていないのかも知れません。どうでもいいという感じです。
このままでは、私がほとんどのことについてどうでもいいと思っていることがバレてしまうし、読み物として多少は面白いものが書きたいという気持ちがあるので、もっと雨のエピソードを探してみます。雨が降ると近所にカエルが出ます。雨の気配を感じるとすぐに出てくるようで、土色の大きめのカエルが道路に出てきます。夜道で外国人の人に「危ないよ!」と声を掛けられたことがあって、外国人の人って何でこんなにフレンドリーなんだろう(絶対そんなことはない、人によります)と思って足元を見たら、「カエル」と言われました。「うわーカエルじゃん!」と返した私も結構フレンドリーだったと思いますが、その後二人で車に轢かれない所まで連れて行ってあげました。あと高校の頃の先生がカエルが嫌いで、沢山嫌がらせをしてやった記憶があります。こんなもんでいいでしょうか?

 

 

2018/05/15 三軒目

※渋谷/21時00分/路上

…伊藤暁里
…butaji
…ソーシキ博士

:お店じゃなくてこのあたりでお酒買って飲みましょうか
:あ、ナチュラルローソンありますね
:一回ちょっと入ってみましょうか

(ナチュラルローソンへ入店)

:お酒どうしようかな
:おれはウーロンハイを…。あとお菓子何か買いますか
:そうですね。トルティーヤチップス買います
:いいですね
:ナチュローだから色々ありますよ
:(急に謎のポーズをする)

:(冷たく)…はい、イチローね
:冷たい!世界一冷たいな!

(各々お酒とお菓子を買って退店)

:公園とかいきたいですね。
:この辺で飲めれば一番いいんですけど通りがね
:あっちの方どうですか。曲がった先の
:ここ曲がってみましょうか
:曲がろう。リブロース
:(程よいスペースを発見して)ここにします?
:ここにしますか!

(ガサガサと各々のお菓子をあける)

伊藤購入品:トルティーヤチップス、サルサディップ、宝缶酎ハイ
ブタジ購入品:あられ、あんこギッフェリ、ウーロンハイ
博士購入品:とろけるチーズおかき、あんこギッフェリ、ウーロンハイ

:このトルティーヤチップスは味付けがないタイプですね。僕はこのままでも好きです
:すごい量
:あ!サルサをディップすると10倍!10倍うまいです
:いただきますね…んん!!
:10倍でしょ
:んん!…んあっ!!うまい!これも、海外のやつですか?
:です
:カゴメのやつも、うまいんですよ
:そんなのあるんですか!
:あるんです、うまいです
:そりゃ絶対、うまい!食いたいです
:あったら是非
:これもおいしいですよ
:チーズおかき?
:とろけるチーズおかき
:あ、おいしいですね…ほんとうまいです
:うまいね。違う味のも買いたいですね
:ブタジさんのあられもうまい
:伊藤さん、ちょっと行きますよ(といってあられを伊藤に口でキャッチさせようとする
:(失敗)いや、ふたつ飛んできた!
:はい、もう一回もう一回
:(失敗)
:もう一回、はい!
:(失敗)
:今いけたでしょ!無理をしろよ!
:いや、見えない見えない!

(同スペースで一通り盛り上がったのち、片付けて駅へ歩き出す)

:どうすんの?どこか行くの?
:とりあえず駅近くまでいきましょうよ
:どっかにはいきましょう
:どっかいこう、どっか
:幸楽とか…あ、ミニストップでソフトクリーム食うわ!
:はははは!(笑)ミニストップでいいのね

(ブタジ・博士それぞれミニストップでアイスを買ってたべる)

:(伊藤に)一口いる?
:いいです
:いいの?おいしいよ
:おいしいと思いますが、いいです
:かわいそうに、こんなうまいものを…
:今日はアイスでしめですかね
:はい、アイシメで。いいと思う
:何か気にしてる?ラーメン行きたいとか
:アイス食べてますからね
:ないっすないっす
:アイス食ったらないです
:アイス食っちゃったから
:アイスシメで

(ふたたび駅へ向かう)

:いや、よかった。うまかった
:あー博多風龍いこうかな…
:帰りましょうか、写真でも撮って
:帰りましょう帰りましょう
:(自撮りパシャパシャ)はい、帰りましょう

:(寿司屋前を過ぎながら)寿司食います?
:いや、帰ります。寿司、でもうまそうですね
:寿司…
:いや、帰ります
:よし、帰りま…
:(急に足を止めて)寿司食う??
:マジで!?
:数貫食おうか
:数貫食う!?
:食いませんか、じゃあ
:じゃあ数貫食いましょう、入れたら
:アイス食った後に寿司食ったことあります?
:ないです

※22時50分/英寿司道玄坂本店

店員:注文は偶数からです
:じゃあとびっこ軍艦2つ。あと、サーモン2つ
:あ、サーモンはおれもだから..
:おれも
:じゃあ、サーモンを、6つ
:6つ!?
:そんないるんだっけ..?
:えええ?そうじゃないの?
:四つで分ければいいんじゃないですか
:あ、じゃあサーモンは4。あとアジ
:アジ食べる
:あと青柳2。あとは何か…
:それくらいですかね、それで!
店員:はい

:博士携帯で何見てるんですか?
:写真をツイートをしてます、今から帰ります~というやつ
:おれの顔はどうなってます?
:いい顔してますよ、ますらおみたいに


:(写真を見ながら)なんか俺だけ楽しそう
:俺はもう今すぐ帰りたいみたいな顔ですね
:うん、…あなたの粘りでここに来てると思えない(笑)
:あなたの粘りで来てると思えない(笑)
:俺の粘り!?
:そうよ、あなたの粘りよ
:もうこっちはアイス食ってるんですもん
:ノリのつもりだったんです
:でもノるじゃん、そんなの
:ノるノる
:だって別に、好きなんだから…
:好きなんだから(笑)
:好きなんだからノるよ
:(しみじみと)…いい人じゃないっすか…
:はははは!(笑)
:まあ今日はアイス食った後寿司を食う経験ということで…
:おもしろで言うな!

(寿司到着)

:きた!
:いいですね
:あ、うまそう
:いいじゃないですか!じゃあ僕はとびっこを…
:サーモンいただきます
:醤油は..って、汚ねーなとびっこの食い方!(笑)

:はははは!!(笑)おい!(笑)
:とびっこをとびっこさすな!
:はは!ふざけんなよ!(笑)
:BB弾みたいになってるから!とびっこが!!
:どうなってるんだよ!(笑)
:はははは!
:(もごもごしながら)いや、うまいです!
:うん、サーモンもうまい!
:サーモンは、4つあるんですよね
:そうそう。とびっこひとつもらおうかな、汚れたとびっこを…
:貝(青柳)もうまいですか、
:うん、うまい、味忘れたけど
:ええ?一個前のやつ!!
:(博士に)このアジはあなたのよ
:や、ひとつ食べたので食べていいですよ
:ね、さっき食べてましたね
:(すかさず、無言でアジを素早く食う)
:はは!明日の食費浮かそうとしてるでしょ(笑)
:うま!
:僕サーモン食べてないんで
:(博士に続いて最後のサーモンを食う)
:…あ!ブタジさんサーモン2個くったでしょ!
:…(しらばっくれて)んんん
:俺だけなんか少ない…待った待った!
:ははは!
:俺は二個しか食ってない!
:俺は、自分が頼んだものを食べましたよ。貝ととびっことサーモンと、アジ
:ええ!4貫も!!
:(もぐもぐしている)
:ブタジさんは3貫はいってますよね。4貫、3貫、2貫!!バランスおかしい!
:(もぐもぐしながら笑っている)
:ブタジさんは、3…いや、4貫?いや、そんなわけないか、3ですよ。だって貝と…
:(ようやく食べ終わって)貝、サーモン、アジ、、、サーモン(笑)
:ふはははは!!(笑)
:おい!!!!
:4、4、2ですね(笑)
:おかしいだろ!!!!
:はははは!!(爆笑)
:4、4、2って!!なんでだよ!!
:トロいやつが悪いんだよ(笑)
:ははは!トロい(笑)
:4、4、2!!!!
:よし、帰ろう帰ろう、割り勘で(笑)
:ははははは!(笑) うまかったなあ…
:うまかった。やっぱ4ってうまいね
:4、4、2って!!!!